
「料金って、なんでこんなに分かりにくいんだろう?」Webサイト制作に限らず、リフォーム、車検、携帯プラン、サブスク…。私たちは日々「なぜこんなに複雑で分かりにくいのか」と感じる料金に囲まれています。便利さの裏で、“見えない仕組み”が当たり前になってしまった社会。その構造に、ひとりのWeb制作者として疑問を持ちました。
料金って、なんでこんなに分かりにくいんだろう?
Webサイト制作をはじめ、世の中の多くのサービスは「料金が分かりにくい」と言われます。
携帯プランやリフォーム、車検や広告運用など。
一見シンプルそうに見えて、いざ見積もりを取ると
「思っていた金額と違う」
「どこに費用がかかっているのか分からない」
という声が少なくありません。
Web業界も例外ではありません。
私はこの構造に、ひとりの制作者としてずっと違和感を持ってきました。
200万円のWebサイトをローンで…
私がWeb開発の学校に通っていた頃、同じ受講生の中に、フリーランスでコンサルをしている方がいました。
その方は、有名なWeb制作会社に個人のWebサイトを依頼して200万円のローンを組んだと話してくれました。
しかし、見せてもらったサイトは、まだ勉強中だった私の目から見ても、「とても200万円の価値があるとは言えない」お粗末な内容でした。
テンプレートを少し変えただけのような構成で、画像も粗く、文章も自動生成のような味気なさ。
それでも、その方は「契約してしまったから」と笑っていました。
私はそのとき、強い衝撃を受けました。
不透明さを生む仕組み 、中間マージン・外注・下請けの現実
多くのWeb制作会社は、実際の作業を下請けや外注のフリーランスに依頼しています。
表面上は「会社が作っている」ように見えても、
実際は何人もの間に人が入り、工程ごとに別の担当者が存在するケースが多いのです
- 制作会社が外注の営業会社に受注を委託
- 受注したサービスを制作会社が管理
- 別の外注(下請け)に作業を発注
- その下請けが、デザイン・コーディングをさらに別のフリーランスに外注
- 修正対応や管理を別のフリーランスなどが行う
「制作会社 → 外注の営業会社 → 外注の下請け → さらに外注」
という多重外注の構造ができあがっているのです。
もはや、誰がどこまで責任を持って作ったのか分からない。
それでもお客様は「有名制作会社が作ったサイト」と思い込み、数十万〜数百万円を支払ってしまう現実があります。
実際の作業者には、全体の費用の1割も届かないことも珍しくありません。
この構造が、Web業界の信頼を損なう大きな原因になっています。
誰も悪くない、でも誰も得をしない構造
この仕組みそのものを「悪」とは言いません。
会社には会社の責任があり、営業や管理にも人件費はかかります。
問題は「お客様が何にいくら払っているのか分からない」
料金の内訳が不明確なまま契約が進み、完成後に「ここは追加料金になります」と言われるケースも多い。
作り手も依頼者も、互いの事情が見えないまま進んでしまう。
その結果、依頼者は「不信感」を持ち、制作者は「正当な評価」を得られない。
誰も得をしない構造が、今も多くの現場で続いています。
ちよはーとの答え ― 小さくても、正直な仕組みを
私はこの現状に疑問を持ち、
「もっとシンプルで、正直な料金とサービスを届けたい」
と思いました。
不透明な中間マージン一は切なし!
ちよはーとでは、打ち合わせ・設計・デザイン・構築・運用まで、すべて私が一貫して行います。
間に営業会社や仲介を一切挟みません。
- コストが明確
- 意図が正確に伝わる
- 修正や改善もスムーズ
不透明な中間マージンのない、誠実でわかりやすいWeb支援を。
小さな仕組みだからこそ、顔が見える安心と正直な価格をお約束します。
正直な価格とサービスは、信頼の第一歩
料金を明確にすることは、お客様を安心させるだけでなく、制作者にとっても大切な姿勢です。
共有してチームになる
どんな工程にどんな手間があるかを共有することで、技術と誠実さの価値を正しく理解してもらえるからです。
私は、依頼者と制作者という関係ではなく、同じ目的に向かうチームでありたいと考えています。
正直に伝え、誠実に向き合う。
その積み重ねが、信頼を育てる一番の近道だと考えています。
正直で、やさしいWeb支援をこれからも
中間マージンのない仕組み。
正直で誠実な料金とサービス。
それは、派手ではないけれど、人の信頼を少しずつ積み重ねていく道です。
あなたの想いを、正直に、丁寧に形にする。
それが、ちよはーとの原点です。
文責:CHIYO HEART 代表 坂本 渉